そうだ!介護士になろう③

私は、影で人を観察したり分析するのが好きです。
小心者ゆえに、その人の好みや性格を把握するのが得意なタイプでもあります。

介護職に就く前は、そんな風に漠然と、自分は人を見る目がある方だろうと勝手に自信を持っておりました。
ところが・・この介護施設での勤務で、自分史上初の大地を揺るがすような人間不信に陥る出来事に見舞われ、未だにトラウマに苛まれているんです。

誰かに聞いてもらえれば、この気持ちが少しは落ち着くかもしれません。

なので・・今から、私のトラウマの原因、施設の副管理者、Kさんの事件についてお話をしたいと思います。

Kさんは二十代後半の男性の介護福祉士で、物腰が柔らかい優しい人で、入ったばかりで当時は資格もない、介護のイロハも何も知らない私を、丁寧に指導してくれていました。
女性スタッフの殺伐とした苛めシーンを見ると、間に入ってギャグを言ったり、さりげなく別の仕事を頼んだりして、とにかく、よく気遣いのできる上司だなあという印象でした。実際、そのKさんが、よく教えてくれたおかげで、私はどうにか介護の基本が身につけることが出来たようなものでした。

恩人です。とにかく尊敬していました。
だからこそ!ショックが大きかったです!

ある日、私が入浴介助の当番で浴室の片付けを一人でしていた時です。いつもは私に話かけてこない(嫌われているのかと思ってました)Hさんという女性スタッフがこう耳打ちしてきたんです。「あの人はあなたが思ってるような人じゃないですからね。」「え?Kさんのことですか?」
私がビックリしていると、そのまま、すぐHさんは、その場から離れてしまったので・・その時はなんのことだか分かりませんでした。

次の日、オーナーが朝からやってきて・・施設は大騒ぎになりました。
「Kが夜勤中、虐待を繰り返しているらしいので解雇する!」とその場にいるスタッフを集めて宣言したのです。
どよめきが起こりましたが・・反応は真っ二つで、私のように「まさか!嘘でしょ?」というリアクションをしたのは、夜勤をしない昼間のパートの介護士ばかりでした。

薄々、おかしいと感じていたのはHさんをはじめ、正社員のスタッフです。Kさんの夜勤の後、利用者さんが怯えてることに気がついていたようで、みんなで話し合い、一晩、盗聴器を仕掛けたと言うのです。

「このことは誰にも言うなよ!言ったら殺すからな!」というKさんの声がバッチリ録音されていたとか・・。

それ以降、Kさんの姿は目にすることはなくなり、Hさんは、その事件を境に私によく話しかけて来るようになりました。
私がKさんと仲がよかったので、Kさんの正体について、言うか言わないか、迷っていたらしく、素っ気ない態度を取っていたらしいんです。

自分の印象が最悪だったHさんが実はいい人で、介護士の鏡のようだと思っていたKさんが虐待をする酷い人だったなんて・・・。

本当に自分の見る目の無さを実感する、やるせない出来事でした。

そうだ!介護士になろう②

私は、自分が介護就職に就くまでは・・介護業界で働く人って、きっと献身的で慈愛に満ちていて、優しさにあふれた人達なんだろうなあ~と漠然としたイメージを持っておりました。

しかし、その幻想は、あっけなく打ち砕かれてしまいました。

まあ・・ウチの施設だけなのかなとも思ったのですが、同じ介護職の友人に聞いても似たり寄ったりの状況らしいですね。
介護職の女性はとにかくキツイ人が多く、割と平気で人をいじめます。

離婚して、おばあちゃんに子供を見てもらって、自分は夜勤をして稼いでるとか、本当に食べるために必死で、こういう職業をしている人が大多数だからなのかも知れません。
好きでおむつ交換とかしてる人なんて、実際のところ誰もいません。

普通の家の奥さんは少ないですし(私はココに分類されますが)夫の収入が多いちょっといいとこの奥さんみたいな人は、はっきり言っていじめられてましたね。自分に実害がなくても、狭い施設の中で、その意地悪シーンを見せつけられるのは 憂鬱な状況でした。

施設の中でのボスキャラみたいな四十代の女性スタッフがいたんですが、彼女は元美容師さんということで、とてもおしゃれな雰囲気で「え?介護士に見えないね!」ってよく言われることが自慢のような人でした。

彼女に気に入られるか、どうかで、この先の勤務が続くかどうか決まるような職場環境でした。
管理者ではないのに、完全に裏の管理者で実権を握ってる状態というか・・・。

私は初めて会った時に、その美貌よりも、彼女の左手の甲にあるボールペンの先でえぐった様なイニシャルみたいな古傷ばかり、注目していました。
私たちの世代のヤンキーって、そういう意味がよくわからない自傷行為をする人が多かったんです。

レディースあがりなのだろうか??

瞬時にそう判断した私は、「ヤバイ人のような気がするから、逆らわないようにしつつ、本音を出さないように気を付けよう。」と心に決めました。それが功をなし(?)一応気に入られたようです。

前述のいいとこの奥さんでイジメに遭っていたスタッフなんですが・・非常に清楚な色白の可愛らしい容貌の方で「家は新築したばかりで、子供は進学校の私立校」「こういう時間差勤務の介護職なら、私を束縛したがる夫にばれずに遊びに行く時間が作れる」など余計なことを言ったらしいです。

みんなヘトヘトで家計を切り盛りしてるというのに・・。
その人も無邪気すぎてデリカシーがないというか、美人だから余計ムカつかれてましたね。

私は羨ましいと思える要素がないせいか、可もなく不可もなく扱われていました。

美人は美人を攻撃します。
自分以外の男性スタッフや利用者さんが、その人にデレっとするのが嫌なんだろうな~って思いました。

そうだ!介護士になろう①

親しくしているママ友に「あまりにも、履歴書の職歴欄に空白の年数があるといざ働こうと思った時にどこの企業も相手にしてくれないらしい。」と言われ、それもそうだ!今まで、呑気に過ごし過ぎてしまったと反省し、一念発起して職探しをはじめたのです。

出産直前まで、総合病院で医療事務の仕事をしていた私なのですが・・昨今、市内のどこを見てもコンビニよりも多く目に入る介護施設がずっと気になってましたので、「ココなら10年も家にいた専業主婦でも雇ってもらえるかも?」と思案を巡らせ、思い切って未経験で介護業界の扉を叩きました。

「未経験でも大丈夫。家事の延長のような主婦にピッタリの仕事です!」と面接で説明を受け、そのまま、あっさり内定を頂きました。
その施設は、普通の一軒家を介護施設に無理やり改造したような造りをしており、ただ手すりがいっぱいある古ぼけた家という印象で、「火事になったら、よく燃えそうだなあ」とか「こんな狭い所に8人もお年寄りが住んでるのか~」と内心、非常に衝撃を受けていました。

でも、顔には出しません。終始、ニッコリ仮面を貫きました。
折角、採用してもらえたんだから・・きっと、こういうものなのだろう?と、疑問に感じることがあっても、黙々と言われた雑用をこなし続ける日々を送っていました。

そこはデイサービスという名目になっていたんですが・・実際は通ってくる利用者さんは主に1人だけで、後の7人はず~っとそこに住み続けている状態でした。身体の機能は日常生活をする上では支障がないのですが・・認知症の進み具合が酷いお年寄りが大半で、その奇行っぷりには常人より鈍感力がある私でも、度肝を抜かれていました。

ある男性の80代の利用者さんが鏡に映った自分の顔をじ~っとみて、「オヤジ!探してたんだよう~!?やっと会えた!!」と言いながら自分を抱きしめて号泣していましたので先輩スタッフに伝えたら、「自分はまだ結婚もしていない二十代後半だと思ってるんだ。あと、自分の姿や写真を見るとこれはオヤジだって言うからね~」
と教えてくれました。ご飯を食べ終わるとリセットされるようで、しばらく大人しいのですが・・2、3時間おきのサイクルで絶叫を繰り返していました。

その方は認知症を発症する前は、学校の先生だったというし、お風呂に入れようとすると噛み付いたり、飛び蹴りを食らわせようとするワイルドなおばあちゃんが、実は生花の家元だったと説明されて・・人間って最期の最期ってどうなるのか、判らないんだな~って、つくづく考えさせられました。

そんな中で、忘れられない出来事がありました。

ご家族に連れられて施設にやってきたおじいちゃんが「ココって刑務所じゃないよね?」と何度も聞いてくるので、「違うよ。何で刑務所だと思っちゃったの?」と逆に私が質問すると「何か色んなことを覚えてられないんだよ・・知らないうちに悪いことをして、連れてこられたのかと思ったんだ。刑務所じゃないなら良かった~」と笑顔で言うんです。私、思わず、可哀想で涙がポロっと出てしまったんですが・・それを見て「何か辛いことがあったのか?」と更に心配してくれて・・・。

その子供みたいな優しさに胸が詰まりました。

勤めて、2~3ヶ月ほど経つと介護施設は病院と違って、よくなることはなく、みんな悪くなっていくという現状の切なさも理解し始めました。

介護士のストレス。夜勤業務③

介護施設の夜勤業務で何が辛いかって、利用者が寝てくれないのが何より辛いです。これでまたその寝ない利用者が徘徊してしまうと、もう仕事にならない自体になってしまいます。徘徊と言うのは認知症の症状の一つで、これは日中夜間どちらでも起こり得る症状で、本人的には目的意識があって歩き回っているんでしょうが、その理由が「実家に帰る」とか「家に帰るからタクシーを読んで欲しい」とかいう帰宅欲求がプラスされると、もうあちこちの部屋の扉は開けてしまうわ、寝ている人を起こしまわるわなどなど…、夜勤者というのはまず利用者の生死の確認をするのも大事な仕事ですし、トイレの訴えがあればそれに対応し、ベッド上での体位交換の時間が来ればそれを行い、施設によったら朝食の準備も夜勤者の仕事になっているんですが、この徘徊をしてしまう利用者がいてるだけで、もうしないといけないことが出来なくなるのでストレスが溜まりまくるんです。
まだ徘徊だけならなんとかなりますが(すでにならないんですが)、この徘徊する利用者が「よく転倒する利用者だった場合」もう徘徊が始まると、夜勤者はなんとか安全に寝てもらいたいので、あの手この手を使い時間も使いとしますが、そう簡単に徘徊が収まる人を僕は知りません。
ここで一つの式をだしたいのですが
①徘徊+②夜間+③転倒の危険性大=今日の夜勤はろくな夜勤ではない。が成り立ちます。
転倒して怪我でもした日には、報告書も書かねばならないしリスクマネジメント委員会や上司から聞き取りをされるかもしれません。ましてや安全管理上の処置を考えねばならずと、転倒させたくない理由は山のようにまだまだ出てきます。利用者が怪我をするのは大変お気の毒ですが、「転倒すると今後の生活が不自由になる可能性があるかも」と考えるより、「今日の今の瞬間だけおとなしくしてくれたらありがたい」という気持ちのほうが強くなるのも当然のことと思います。
で、この転倒をや徘徊を防ぐのにですが、眠剤や精神安定剤を処方するのは場合によりますがこれは身体拘束に当たるので、よほどのことや理由がない限り薬剤で徘徊や転倒を予防することはできないことになっています。こういうのは家ではお医者さんにこういう理由を言えば、簡単に薬剤を処方してもらうこともできますが、これが利用者を預かる施設が行ったり、発想として持つだけで身体拘束を疑われて市区町村からのきつい指導を受ける羽目になるので、そういう選択肢はとられることはまあ希です。
そういうのが夜勤者はわかっているだけに、終わらない徘徊にイライラする気持ちをどこにもぶつけれないです。
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介護士のストレス。夜勤業務②

よく夜勤従事者は平均寿命が短い傾向にあると言いますが、ほんと不規則勤務を長くしていると昔の自分では絶対無かったことが頻繁に起こるようになります。夜勤者は仮眠の時間が定められていますが、仮眠時間があるから眠られる人はそう多くはいません。人に「寝ろ!」と言われて「はい!寝ます!」と寝てしまえる人は長生きする数少ない人でしょう。この仮眠時間と休憩時間併せて3時間程度あるとすれば、この夜勤者の多くは施設内に設置している委員会の議事録を作成したり、今度行われる行事の飾りつけを作成したり忙しい人になるとパワーポイントで次の勉強会の資料を作成していたり、様々ですが介護士はほんとに多くの仕事を抱えているので、この夜勤中にそういう「介護以外の仕事」を済ましてしまうことが多いんです。介護士の仕事は介護業務と書き物と記録にあるのですが、効率的にこの3つの仕事をこなしていけてる人はそう多くはいません。ほんとは仮眠もしくはしっかりとした食事の摂取や休憩を取らないと、丸々一晩入居者と書類の処理に追われてしまうと、そりゃあ長く介護士をしている人ほど、不眠やうつや高血圧に肝機能低下などの持病を持つ人が増えてしまいます。若い頃は夜勤業務が終わってすぐに遊びに出かけていたのに、数年すると朝食の食事介助中に疲労困憊して座ったまま寝てしまうようになります。施設の介護士をしている以上夜勤業務は必ずしなくてはいけない業務なので、疲労も蓄積されていき自分自身が病気退職してしまうことになります。夜勤業務につく介護士の人数を多く取るわけには人件費的に厳しいので、100人に対し4名ないし5名のい介護士で夜勤業務をおこなうことになっつています。これでは夜間に思わぬ事故があった場合や、職員の病欠があった際に夜勤業務者にシワ寄せが行くことになるので、どうしても危険の少ない夜勤を行うことすら今の介護保険加算では難しいです。本末転倒ですがまだまだ介護士に対する施設や行政の取り組みにはどう見ても「介護士は安い給料で使い捨てればいい」という考えが見えてきてしまいます。こういう夜勤業務を続けていると、やっぱり若い介護士ほどこういう激務の仕事より、もっと安全で待遇のいい健康的な生活を送れる別の業界への転職を考えるようになるのも当然のことだと思います。
せめて夜勤者がしっかり仮眠できるくらいの介護士が確保できる介護保険加算の見直しを図ってもらいたいもんです。

介護士のストレス。夜勤業務①

介護士のストレスはたくさんあるんですが、体と精神へのストレスが溜まる業務に夜勤業務があります。夜勤とはだいたい17:00から9:00くらいまでの業務を言いますが、毎日が穏やかに過ぎるとは限らないのに、これが夜になるとびっくりするくらいの出来事が発生します。
まず一番多いのが、夜の転倒事故。これは件数的にも非常に多いです。理由としては入居者の中には容易に眠れない人も大勢居て、その中には眠剤(睡眠薬や精神安定剤)を服用される方がたくさんいます。こういう眠剤を服用してあっさり眠ってくれればなんの問題もありませんが、こういう眠剤にありがちなのは眠りが浅くて歩くと足元がふらついたり、壁にぶち当たったり前後不覚になったりする副作用も多いに有ります。なので、眠剤を服用しても眠りの浅い方は要注意で、注意してても転倒や打撲に骨折などの事故をおこしてくれます。
夜間の事故については各施設でマニュアルも存在しますが、看護師が24時間体制でない施設の場合は、看護師に電話連絡をして詳細を報告し判断を仰ぎますが、やはり電話で細かいニュアンスを伝えるには限度があるので、介護士が外傷具合と意識レベルを見て救急対応をとるのか、夜間は施設で様子を見るのかを判断しないといけません。ですが、近頃はテレビニュースでも頻繁に流されていますが、介護施設での虐待が大きく報じられており施設も入居者をあずけている家族も、こういう外傷のあるケースには慎重に対応しないといけません。救急車を呼び搬送すると家族も何時だろうが病院へ行くことになりますが、軽いけがで手術の必要もなくその場で帰される場合、「それくらいで呼ばないで欲しい」と言われたり、または病院へ搬送せずに一晩様子を見た上で朝一番に病院へ受診し、結果手術⇒入院の運びになった場合は最悪で、結構な割合で「なぜこんな怪我をしているのにひと晩も施設で過ごしていたんだ?何か都合の悪いことを隠しているんじゃないか」とものすごい剣幕で怒られたり詰め寄られることがあります。こうなれば説明責任を果たす上でも事件性を否定する上でも、報告書を作成する必要があり(そもそも骨折事故や縫合した場合は市や区に報告義務がある)、夜勤が終わっても報告書を詳細にわたり作成せねばならず、夜勤者にとっては最悪な夜勤になってしまいます。なので、夜勤者は入居者の転倒や打撲事故が起こらないようにひたすら巡回してまわらねばならず、事故がおきても起こらなくても身も心もへとへとになってしまいます。

介護施設で働くには

介護施設で働きたいと思う人は、どんな人たちが介護施設で働いているかご存知でしょうか。
まず一番多いのは介護をする介護士です。これは介護施設では総称であって実際は介護福祉士の国家資格を持つ者、または介護福祉士実務者研修を修了者、同初任者研修を修了した者に限ります。無資格者を採用することもできますが介護保険加算で減算対象になってしまうので、あまり採用を積極的に行うところは少ないと思います。
次に看護師(正看、准看含む)です。人数的には介護士よりも少ないですが、老健施設などでは多くいる職種です。主に医療行為を行うのですが、介護士と同じように夜勤に入り介護も行うところもあります。
次に、社会福祉士です。昔は生活指導員とも言われていましたが、ソーシャルワーカーとか相談員とかいう名称で働いている人が多いです。主な仕事内容は、介護施設内で生活されている入居者の法律的な手続きの代行業務や病院への入院手続きに、家族とのカンファレンスなどを行う場合などは、その場をセッティングしたり話をまとめる場合もあります。入居判定会議やショートステイの面接などもあり多忙ですが、国家資格をフルに活用できる仕事だと思います。
次に多いと思われるのが、調理員です。日頃の食事を作る大事な仕事ですが、あまり入居者の前で主だった役割を担うことはありませんが、この人たちがいないと大量調理ができないので必要不可欠です。
同じく調理の管轄ですが、栄養士や管理栄養士がいます。毎日の献立やそのカロリーなど定められた値を計算しつつ毎日の献立を日々工夫してくれています。地味に予算との戦いがある仕事です。
そして事務方にいくと、医療事務やケアクラーク(介護事務)をおこなう人。たいてい診療所もある介護施設が多いと思いますが、保険請求は毎月膨大な量になりますが、それをさばいてくれる介護施設の数字屋さんです。
あと事務員がいます。これは入居者のお金にかかわる代行手続きや、施設内の修繕などもありますが、介護施設は一般の会社と違い複雑な会計システムになりますので、その会計の把握が主な仕事です。今時片手間でこの事務職が務まる人はいないと思います。
そして、介護施設で必ずいる人ではケアマネージャーがいます。この人がいないとそもそも介護保険の事業ができませんし、入居者に必ず必要なケアプランと言われるものが作成できません。ケアマネージャーの仕事は一にも二にもケアプランが正確に守られているかを把握するのが仕事です。在宅のケアマネージャーもありますが、在宅の場合は電話一本で来てくれるので家族から少し便利屋さん的な扱いを受けてしまう場合もあるようです。
そして、管理医師や施設長などの管理者がいてます。この人たちが個性で施設の色がでるのでよく見ておく必要があるでしょう。
他にもドライバーや洗濯担当、掃除専門の人たちが縁の下の力持ちとして働いています。
これは特養を基準としていますので、理学療法士や作業療法士は含んでいません。
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介護職の将来

介護ってたしか3Kの仕事の一つなんですよね。底辺職とも言われています。ただ、底辺だろうが3Kだろうが忘れてはいけないことがありまして、今後30年間は絶対人手が必要な仕事なんです。団塊の世代が現在70歳前後になっていますが、もうこの年代だと潜在的なお客さんです。これは間違いない。今までこういう世代の故買意欲で日本経済は成長してきましたが、今後この世代のお金の使い道は自分自身への介護や健康問題に向けられます。なので、現在世の中には有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅がタケノコのように乱立する状態です。この乱立している施設には必ず「介護職員」と呼ばれる介護福祉士および実務者研修修了者が、実際の介護の担い手として必要になってます。
この介護という仕事は、なかなかオートメーションなことが苦手な仕事で、介護を受ける側は認知症や何かしらの障害を皆さんお持ちなので、ル-ティンワークが成立しがたいんです。ロボットが介護の主役になる日はおそらくこないでしょう。介護補助は別ですが…。
この介護職についておけば、将来食いっぱぐれることはありません。ただ、今ですが介護の加算自体は減額が続いていますが、これ以上介護職に回せる給料が低いとなると、日本中に認知症患者があふれ出し、とんでもない世の中が出現することになります。これを食い止められるのは、認知症や介護の専門知識を持った介護のスペシャリストだけだといっても過言じゃないでしょう。現在の認知症患者の治療を見ていると、あと数年でどうにかなる薬屋画期的な治療法は出ていません。ケアの質を高めたり、いかに認知症の本質を理解するかみたいな話しか議論されていません。なので、早めに介護の資格さえ取得していれば、給与の高低に多少の差がついても仕事からあぶれることはありません。
あと数年すれば、団塊の世代の介護化が始まると、介護の専門知識を持つ人の需要は間違いなく高まります。ここで介護や医療を勉強しておけば、高齢者社会の荒波をお金に換えることは容易なのです。認知症ケア専門士という民間資格ではありますが、結構な勉強をしないと取得できない資格や、今後はでるであろう観戦管理介護士などの介護福祉現場に必要な観戦管理のスペシャリストを資格化する動きも出ています。
介護資格の多様化に合わせて介護職も仕事内容が細分化されていくので、今勉強や実務を頑張っておけば介護職のステータスが上がった時に、自分でも思ってもみなかったポストにつけるかもしれませんね。
勉強を頑張れば、の話ですが…

介護施設のお仕事。実習指導。

最近よくする仕事が実習生の指導です。介護の専門学校のカリキュラムで介護福祉施設実習がありまして、学生たちの指導や学校教員との打ち合わせなどをしています。
まあ、学生の質も様々ありまして、とても呑み込みがよく礼儀正しい学生が1割ほど。こういう学生には実技の指導も必要ですが、今後の就職活動なんかも聞いておいて、必要があれば就職や進学の口をきいてみたりします。自分の施設に就職しなくても今後の付き合いなども考慮しています。実習に来るくらいなので大抵の学生の就職先も周辺施設がほとんどなので、こういうのも仕事のうちだと思っています。
ただこういう学生は介護の専門学校には非常に少ないと感じています。理由は単純でして、まう優秀と思える人っていうのは介護の専門学校へは行かないんですよね。看護のほうへ行く人が多いんだと思います。まだまだ介護の専門性って語るには少ない材料と資料しかないので、指導するのにも精神論か経験談が多くて、優秀な人材を引っ張り込めないのが口惜しいです。

そして、ふつーーーーーーーうの学生が7割。こういう学生には普通の職員を現場の指導につけます。普通と思える学生ってほんとなにしに来てるのか分かっているのかどうなのか…。最初に教えるのは挨拶の仕方です。自分から挨拶をしに行く学生って少ないんですよね。なのでまずは「他人の家に学びに来ていることを自覚してもらう必要がある」ことから教えます。学校でも言ってくれてはいるみたいなんですあ、実践できる学生はまずません。緊張しているのかやる気がないのかも最近の学生の表情から読み取ることも難しいです。
また、職員でもこの挨拶がおろそかになっている職員も多いので、思い出してもらうためにも指導員としてつけています。あとは実習指導要綱に従い実習をするんですが、ここで何かの気づきが見て取れる学生も中にはいますので、こういう学生にはまた上記したようなアプローチをかけますが、大きな期待は正直していません。呑み込みは普通なだけに力のいる指導は学校の仕事だと思うのでここは教員にお任せしています。

最後にどうしようもない学生が2割。再実習の学生や1段階目でこれはだめだと評価した学生。なるべくそういう目で見たくはないんですが、意欲にまず欠けているのと、何度言っても理解に乏しい。さらにはレポートの出来も悪い(支離滅裂や誤字など)ので、国語から指導しています。人に見せる文章とはどういう風に書いたらいいのか。だいたい2割の学生はこれも取得できずに実習を終えてしまいます。残念ですがほかに向いている仕事を探したほうがよいと心の中で思っています。

未来の介護職員を教える一翼を担っているとは思っていますが、やはり優秀な人材がほしいので(実習といえども)せめて給与面から国に見直してほしいと常々感じています。

賃金に合わない重労働

他職業にて経営不振でリストラされました。そして転職して介護の仕事に就きました。元々介護の求人が多く、家族の為にも持っていて損はないだろうと、失業中に職業訓練でホームヘルパーの資格を取得しました。大体半年で取得し、就職先もすぐ決まりました。私が就職した所は有料老人ホームで、介護度も1から5と、様々な方が入居していました。
初めのうちは慣れない仕事にだいぶ苦戦しましたが、先輩方や入居者の方の優しさを目の当たりにして、大変だけどとてもやりがいがある仕事だと実感出来ました。
私は正社員で採用されたのですが、仕事に慣れてくると夜勤が始まります。月に5、6回です。以前工場勤務で職業柄夜勤は経験していたので、難なくこなせるだろうと思っていたのですが、考えが甘かったです。とても大変です。まず入居者の夕食対応からスタートします。大体30名程の食事の配膳、介助が必要な方の対応を日勤職員含め、わずか5人で対応しなければなりませんでした。食事が終わり、日勤の職員がいなくなると、就寝介助を今度は夜勤者2人で対応。入居者によってそれぞれ対応の仕方も違い、とにかく忙しかったです。その間にもナースコールは頻繁に鳴ります。意味もなく、寂しさから何回もナースコールを押す方もいました。しかし2人だけの職員では手がまわらず、ナースコールに対して「ちょっと待ってくださいねー!」と対応するしかありませんでした。本当はいけないことなのですが…。
一通りの就寝介助が終わり、さてほっと一息…とはいきません。今度は認知症の方が徘徊してしまうので、そちらの対応をしたり、寝たきりの方は自分で寝返りが出来ないので時間ごとに体位を交換したり…様々な職務に追われます。書類作成などもしなければいけないのですが、そんな時間はとれず、自分達の食事を後回しにしたことも何回もありました。翌日の昼間で残業したこともあります。それくらい、夜間の対応は本当に大変です。
ちなみに夜勤は16時から翌日の朝9時まで。夜間の睡眠は禁止。仕事を始めた時拘束時間の長さに驚いてしまいました。
これだけ頑張って働いているのに、夜勤ありでも給料は13万くらいでした。仕事に合わない給料に何人も仕事を辞めていきました。一時期国で介護職の賃金を引き上げた時期がありましたが、全て会社が持っていき、私達の手元に入るお金は変わりませんでした。
現在私は出産し、会社は辞めましたが、再就職で介護を選ぶ気にはなれません。